未来福音

内容はタイトルにもあるように、未来視能力を持つ人達の物語。
いつもの奈須節で未来視考察を行っています。
測量と、測定の二つの未来視を定義づけていて、それぞれの未来視をもつ２人が話の中心となっています。
（そういや、直死の魔眼も２種類あったな～そういう対比好きなのかも）
まぁ、それに当てはまらない（当てはめない）観布子の母って人もいますが。

内容書くとキリがないですが、とにかく奈須さんのいつもの罠的な構成が炸裂してました。
初めのうちはバラバラですが、最後にパチッと噛み合います。
そんな小説はごまんとありますが、奈須さんのは噛み合い方が素晴しく綺麗。
今回も涙を流してしまうくらい綺麗でした。

そして物語の最後には誰もが望んだ新キャラ。
未那。しかも絵付き。（苗字から察するに、婿養子になったのか・・・当たり前か。）
うみねこと同じく、最後の最後にこんなキャラ出すなんて卑怯です。
うみねこの方は次回作がありますが、らっきょの方は未確定・・・
スピンオフ作り安そうなキャラ設定ですので是非是非是非是非作っていただきたいです。

そして、今回の未来福音には小説以外にも武内さん書下ろしのらっきょ漫画が３編収録されていました。
こっちこそ完全なファンディスクかな。
てか、武内さん原画家だけやってるのもったいねぇえええ（プロデューサーもやってるか
それほど良い出来です。
まぁ、じぶんはふじのん狂凶ですので３編のうちのふじのん編がお気に入りです。
・・・やっぱりふじのんは良いキャラです。
その他の２編も式のデレっぷり炸裂で悶えまくっていました。

もう、これ以上ないらっきょファンへの贈り物ですね。
まだまだ月信者は続いていきそうです。